ずいぶんと更新が滞っておりましたが…
最近、 「自分だけよければいいのかよぅ!」 と思ってしまうことに多く遭遇しているような気がします。 ま、自分も偉そうなこといえる立場でもないのですが… 小さな子供が近くにいるのにもかかわらずタバコをふかす人、 ごみをポイポイと道端に平気で捨てる人、 小さな店で、静かに飲んでいる人がいるにもかかわらず大声で騒ぐ人、 酔って深夜の道端で大声で騒ぐ人、 … いろんな人たちがいますが、 その瞬間自分たちさえ楽しければ、 周りの人たちがしかめっ面をしていても構わないのでしょうか? それで本当に幸せなのでしょうか? 何も人間同士のことだけではありません。 先日、テレビで(珍しく見た…)放送していたのですが、 不忍池(上野)でワニガメが、石垣島でグリーンイグアナが繁殖しているそうです。 本来、日本にいないはずの生物なのに。 で、それに対する行政や民間の対応はというと、 捕獲 → 安楽死 なのだそうです。 彼らには何の罪もないはずなのに… 殺す理由? ・外来種の繁殖によって日本の在来種が生活圏を失い、絶滅してしまう恐れがあるため ・外来種を介して持ち込まれる寄生虫や菌により新たな病気などが発生する恐れがあるため 「生態系を守る」というと、わかりにくいのかもしれませんが、要するにこういうことだと。 動物学者の千石先生がテレビカメラに向かって叫んでいました。 「ある生き物を自由にするということは、他の生き物を不自由にするということなんだよ! 絶対に、そんなことしちゃいけないよ!!」 自由とは、難しいものです。 ある飼育者が、自分の都合で外来種のペットを手放す。 これは結果的に、 駆逐される在来種を不幸にするだけにとどまらず 捕獲→処分される外来種にとっても不幸なことなのですね。 おいらは熱帯魚とか爬虫類とかの飼育が好きなので、この問題はとっても胸が痛いです。 人類はこれまで、自然を切り開いて生活圏を拡大させてきました。 そのこと自体に異論を唱えるつもりはありません。 なぜなら、こうした開発の上においらたちの生活が成り立っているのですから。。 でも、ちょっと考えてみる必要はあるのかもしれません。 人類が自由を獲得する影に、自由を追われるものがいるということを。 そして、それは本当に「しあわせ」といえるものかということを。
by lovefromkitchen
| 2006-08-21 12:46
| 日記
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